食べていないのに痩せない意外な理由【血流がすべて解決する】

食べていないのに痩せない、乾燥肌、サプリや化粧品が効かない、疲れやすい、風邪をひきやすいなど、その他さまざまな不調を誰もが持っていると思います。
その不調を体質のせいだとあきらめていませんか?
体質は今まであなたが食べてきたものや生活習慣でできています。
様々な体質は「血流」を改善することで解説します。

この記事の信頼性

この記事は出雲大社の表参道で90年続く漢方薬局の予約の取れない薬剤師堀江昭佳の著書
血流がすべて解決する [ 堀江昭佳 ]を元に作成しています。

堀江昭佳とは?
出雲大社の門前で大正時代から続く老舗漢方薬局こ四代目で、婦人科系の分野を専門としていて、東京、大阪、沖縄など全国、海外から相談にくるほど。

食べていないのに痩せない意外な理由【血流がすべて解決する】

あなたの不調はすべて血流にある

人は60兆個の細胞の連合体。
その60兆個の細胞に酸素や栄養を運ぶ大切な役割をしているのが、「血流」です。
血流不足はさまざまな体の不調を引き起こし、逆にいうと、血流不足を解決すれば体のさまざまな不調を総まとめに解決することができるのです。
日本人の9割以上の人が血流不足にあり、これは他人ごとではありません。

▼「血流」についての詳しい話

血流不足の解決するにはどうしたいいか?

血流は

作れない → 足りない → 流れない

この順番で起こるので、順番通りに解決していく必要があります。
今回は第一ステップである「血が作れない」について解説していきます。

血が作れているかチェックしよう

あなたの血はちゃんと作られているかまず確認してみましょう。
これらの症状に思いあたることはありませんか?

・疲れやすい
・風邪をひきやすい
・足がむくみやすい
・トイレが近い
・よく息切れする
・軟便・下痢がある
・冷え性
・声が小さい
・胃もたれしやすい
・満腹まで食べる
・新陳代謝が悪い
・朝食がほしくない
・やる気がでない
・決められたことを最後までできない。すぐに諦めてしまう。

これらの症状で当てはまることが多い場合、血が作れていない可能性が高いです。

血が作れていない人の特徴

体の状態

疲れやすい。
胃腸の不調が目立ち、血だけではなくエネルギーも作れないため疲れやすくだるくなります。

体型

いくら食べても太れないタイプといくら食事を抜いても痩せれないタイプと両極端にあります。
前者は胃腸が弱いため栄養が吸収できていませんし、後者は胃腸が悪いためにエネルギーが作れず新陳代謝が悪くなっているのです。

心の状態

やる気が出ないのが特徴です。

その理由は、食べ物からエネルギーがとれず気力が出ないことともう1つ有ります。
それは胃腸と脳の関係にあります。
胃腸と脳は一見全然関係なさそうに感じますが、現代医学でも胃腸と脳は深く関係している【腸脳相関】とされその秘密が明らかになっています。

血を作るための解決策

血液を作るために次の3つのことをする必要があります。

1.食べ物の玄関である胃腸のお掃除
腹8分目とい1日3回の規則正しい食事

2.胃腸の働きを正常化【下腹ぽっこりを治す】
よく噛んでゆっくり食べる、インナーマッスルを鍛える

3.血の材料を摂取する
たんぱく質と鉄分の摂取

順を追って説明します。

胃腸が弱ってしまうと血液の原料が入ってこない

人間は口にしたものからでしか体は作れません。
水や食べ物などのすべてのものは胃腸を玄関として体に入ってきます。
胃腸の力が弱っている、正常ではないということは何を食べても消化吸収できないということ。
つまり、血液の材料が入ってこないということになりますから血液が作れません。
それのみにならずサプリメントが効かない、効果がわからない人の多くは胃腸が弱くなってうまく吸収できないのです。

つまり、血が作れない人はまず胃腸が弱っているのです。
胃腸が弱る原因は食生活の乱れです。

胃腸が弱る原因1 食べすぎ

胃腸は空腹後90分に1回お掃除をします。
ですが、食べ物が胃や腸の中にあれば、消化をするのに精いっぱいで掃除が進みません。
なので、胃腸の働きを正常に戻すためには、腹8分目で1日3回ご飯を食べる。
食事をとるときに空腹であることが大切なのです。

また、就寝時は朝ごはんまでの時間が長くとれる、つまり胃腸の大掃除ができる絶好のチャンスなので、夜ご飯は特に食べ過ぎ、時間に気をつけましょう。

「朝きちんとお腹がすいていること」これが血が作れるようになった目安です。
これは胃腸が丈夫になったという証です。

消化機能の低下=血が作れない
ということなので、年をとるとお肉が食べれなくなる、つまり年を取るほど血は作りにくくなっていくということを知っておきましょう。

下腹ぽっこりは血流の大敵【胃腸の掃除ができないもう1つの理由】

食べ過ぎの他に胃腸のお掃除ができない理由はもう1つあります。
それは下腹ぽっこりです。
下腹ポッコリの原因は、脂肪や宿便がたまっているだけではありません。

下腹が出ている原因は、内臓下垂(胃や腸)です。

胃下垂を起こすと、消化の機能が弱まり、腸下垂になれば、便秘をひきおこします。
また内臓の下に子宮があるので、内臓下垂で子宮が圧迫され女性の力も弱くなります。
胃下垂で食べ物が消化されず食べ物がとどまる、腸下垂で便が出ない、これでは胃腸のお掃除が進まず、機能が高まりません。

これを解決する方法は
1.よく噛んでゆっくり食べること
→消化がしやすくなる
2.インナーマッスルを鍛える
→筋肉の力によって下垂が治る

特に大切なのはインナーマッスルを鍛えることで、腹筋と言っても表面の筋肉ではなくて中の筋肉を鍛えることが大事でやり方はドローインです。

血の材料を摂取する

胃腸が回復し材料が入ってくると徐々に血は作れるようになってきます。
しかし女性の場合はそれだけでは不十分なのです。
もっと積極的に血の材料をとる必要があります。
なぜなら女性の血液はそもそも不足状態になりやすいからです。
これは生理という形で毎月大量に血液を失っているからです。

そして具体的に血の材料は鉄分たんぱく質です。

女性は一生のうちで人1人分以上の血を失う

生理で失う血液の量を侮ってはいけません。
1回て失う量は約100㎖
1年で約1.2ℓにもなります。
初潮から閉経まで40年で約50ℓの血を失うことになり、人まるごと1人に値する恐ろしい量です。
これに出産や授乳を加えればさらに失います。

鉄分不足が深刻

このように貧血になりやすい状況に常にあるのにもかかわらず血液の材料となる鉄分がまったく不足してしまっています。

昭和22年(国が統計を取り始める)~現在 1日に必要な鉄分量を1度もとれたことがないのです。
これほど日本人の女性の血液不足は深刻なのです。

鉄分の摂取方法【ほうれん草より鶏肉】

ではどうやって鉄分を摂取すればいいのかという問題ですが、結論から言うと、旬を意識した野菜から、また鶏肉がオススメです。

鉄分といえばほうれん草を思い浮かべる人もおおいのではないでしょうか。
生理で血を大量に失う女性にとって鉄分の摂取はとても大切で最低でも1日10㎎必要です。
昔(50年以上前)はほうれん草は100gに13㎎もの鉄分を含んでおり、鉄分を摂るために理想的な食品でした。

ですが2015年にはほうれん草100gに含まれる鉄分の量はわずか2㎎。
6分の1以下にまで減少しているのです。
鉄分だけではなくビタミン類も減少しています。
原因は定かではありませんが、連作のため、化学肥料のため、ハウス栽培のため、旬以外に収穫するようになったからだといわれています。

これはほかの野菜でも言えることです。
人間の都合で年中スーパーで旬じゃない野菜も食べられるようになりましたが、旬と旬じゃないものでは同じ野菜でも全く別物といっていいほど栄養素は違います。
旬の野菜は栄養価が高いだけではなく、価格も安いし、美味しい。
ただ食べるだけではなく、旬を意識して摂取するようにしましょう。

また鉄などのミネラルは量だけではなく吸収率がカギです。
ほうれん草と鶏もも肉の100gあたりの鉄の量もどちらも大差ありません。(鉄2㎎、鶏もも肉2.1㎎)
ですが、鶏もも肉の方が5倍も吸収率がいいのです。

血液の材料は鉄分だけではない【たんぱく質も大事です】

血液というと「鉄分」ばかりに注目されますが、実は水を除くとそのほとんどがたんぱく質でできています。
たんぱくを摂る量が減ればすぐに血の質は悪化してします。
血液中のたんぱく質は赤血球以外に主にアルブミンとして存在しますが、このアルブミンは若々しさや長寿と深く関係しています。
たんぱく質をしっかりとれれば、血の量が増え悩みが解決し、さらに長生きでき、若々しくきれいでいれるということなので、今のためだけではなく、将来のためにも良質な血、つまりたんぱく質をしっかりとりましょう。

たんぱく質の摂取方法

たんぱく質の摂取方法は植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質が吸収率が高いので、お肉からたんぱく質を摂取しましょう。
特に鉄分とたんぱく質が同時に摂れる鶏肉がオススメです。
ダイエットのためにお肉を食べない生活【マクロビ】は体と美容のためによくないのでやめましょう。

どれくらいで血は増えるのか?

血を増やすのに一番時間がかかり時間は約4か月です。
それは赤血球の寿命が4か月なので、血が増えるのもこのサイクルにかかわってくるからです。

夢を見ることが減った・朝すっきり起きられるようになったと感じられれば改善の目安です。

まとめ

血を増やす方法

1.食べ過ぎより空腹がいい
栄養の玄関である胃腸が汚れていると、栄養が入ってこないので血が作れないため、食べすぎ、食べる回数に注意し、空腹の時間を与えることで胃腸の掃除をさせる。
特に夜は次の食事までの時間が長く、大掃除ができるの、大切に。

2.下腹ぽっこりを解消すべし。
下腹ぽっこりの原因は内臓下垂にあります。内臓下垂が起こると胃腸のお掃除がちゃんと行われないため下腹ぽっこりを解消する。
【1.よく噛んでゆっくりたべる 2.ドローインでインナーマッスルを鍛える】

3.血の材料を摂取する
血の材料は鉄分とたんぱく質です。鉄分は量と吸収率に注目。
たんぱく質はアミノ酸スコア【バランス】に注目し、野菜より鶏肉がオススメ。

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