鼻の脇が赤いならこの症状を疑ってみて!【10年誤診で悩みました】

鼻の脇が赤いのが嫌。
メイクをしてもカサカサするし赤みを隠せない。
皮膚科の先生に「脂漏性皮膚炎」だと診断された。
ステロイドを塗っても全然治らない。
「脂漏性皮膚炎」って治らないの?

こんな悩みを抱えていませんか?
今回は「鼻の脇が赤い」という悩みについてお話していきます。

それ、本当に脂漏性皮膚炎ですか?

【ネタバレ】脂漏性皮膚炎皮膚炎と診断されて10年以上の私は実は毛細血管拡張症だったというお話です。

脂漏性皮膚炎が治らないという人必見です。

鼻の脇が赤いならこの症状を疑ってみて!【10年誤診で悩みました】

この記事の信頼性

実際の私の鼻の脇の写真です。
赤みがあるのがわかると思います。
気づいた時(高校性)にはこの状態で化粧をしても赤みはなかなか隠せず、ずっとコンプレックスです。

鼻の脇が赤いとよく誤診される話【医者は深刻になってくれない】

医師の判断が100%正しいとは限らない。
まずこのことを頭に入れておいて下さい。

もちろん医師の判断が正しいこともありますが、皮膚科医だってすべての症状を治せるわけでもないし、水虫のように調べればわかるものでもありません。
まして「痛み・痒み」がなければなかなか親身になってくれないのです。【私の経験上】



 じゃあどうすればいいの?

まずは医師の処方された薬で一定期間治療することも大切ですが、もし治らなければ違う可能性があることを医師に相談してみる。
私はこうしました。

【余談】過去に私がされた対応

こっちは真剣に悩んで、皮膚科の先生に「鼻の脇の赤みを治して!」と、相談しても医者の対応はひどいものです。

過去にされた私の対応
・治らない、そんなに気にする必要はないと治療放棄
(痒み・赤みはないため)
・とりあえずといって「ステロイド」
・保湿剤のみ渡される

医者と言っても鼻の脇が赤いだけで適切な診断をするのは難しいみたいです。
ちなみに「脂漏性皮膚炎」だと思って、「菌を調べて!」とお願いしたところ、菌を調べても脂漏性皮膚炎で悪さをする菌は誰にでもいる菌(常在菌)なので、意味ないと言われました。

筆者

結果・親身になってくれる医者はいなかった。
自分で判断するしかない。

長年、脂漏性皮膚炎だと思い悩み続けた筆者の経験を元にセルフチェックを提案します。

鼻の脇が赤いならこの症状を疑ってみて

鼻の脇が赤いなら次の疾患が考えられます。

1.脂漏性皮膚炎


画像元・https://www.morihara-hihuka.com/sikkan/huke.html


脂漏性皮膚炎とは?

 どんな症状?

皮脂の分泌が多い場所(髪の生え際、鼻の脇など)にできるカサカサした湿疹で赤みがあります。
場合によっては痒みもあります。


 原因は?

はっきりとした原因はわかってはいませんが、皮脂を好むマラセチアという菌が増殖がしたことが原因と言われています。
この菌は誰にでもいる菌なので(常在菌)なので、水虫のように顕微鏡で調べることはできないのが難点。


 治療方法は?

通常ステロイドで赤みを消し、抗菌剤で再発しないようにします。

皮膚科の先生曰く、赤みはステロイドですぐにひくそうです。
ですが、再発することが多く完治するのは難しい疾患で、合わせて生活習慣の見直しやビタミンB2の摂取が効果的なのだとか。


 見極めポイントと筆者からのアドバイス

もし、「脂漏性皮膚炎」と診断されてステロイドを出されたのであれば、ステロイドで赤みがひくかどうかをチェックしてください。
通常ステロイドで赤みはすぐにひくそうなので、ひかなければ他の症状と疑ってみてはどうでしょう。
また、ステロイドは長く塗り続けてはいけないので、医師に「赤みが引かなかった場合どれくらいでやめるべきですか?」と相談して見てください。

筆者

ちなみに私のかかった皮膚科の先生はステロイドは何日までと言われず、赤みがひくまでと言われたので全然赤みがひかず、塗り続けてしまいました。

脂漏性皮膚炎だと思うけど、なかなか治らないな?
そんな人には、脂漏性皮膚炎を治す有効な方法として漢方もあります。

参考 漢方薬が奏効した脂漏性皮膚炎5症状

こちらの記事を参考にしてみるといいと思います。
この記事を参考に自分に似てる!と思うのであれば、漢方に手を出してもいいかもしれないですね。


 漢方は高い!3万円以上無駄にしました。

ちなみに私も漢方にも手を出しましたが脂漏性皮膚炎でなかったため、お金を無駄にしました。
漢方薬局などに行っても、脂漏性皮膚炎かどうか診断してくれるわけではありません。

私はこの記事を参考に同じ薬を出してくださいと言いましたが、この患者さんのようにじくじくしていなかったため違う漢方を出されました。
漢方は高いです。1万円以上かかります。私は3万円ぐらい無駄にしました。

酒さ(しゅさ)


画像元・https://yaho-hifuka.com/general/rosacea.html

酒さ(しゅさ)とは?

 どんな症状?

顔の毛細血管が広がって赤みが出ている状態です。(赤ら顔)
肌が敏感になりほてり感も感じます。
悪化した場合、鼻や頬にブツブツができることもあります。


 原因は?

はっきりとした原因はわかっていません。
血管の機能異常や皮脂の分泌・代謝異常も関係していると言われています。


 治療方法は?

人によって症状が異なり、必ずこの薬という判断をするのが難しい症状です。

有効だと言われている方法

・刺激を避ける
辛いものなどの刺激物、過度の日焼け、ストレスをなるべく避け、飲酒量を減らします。
脂漏性皮膚炎でも言われましたが、これだけで治すのは考えにくいです。


・内服抗生剤
通常の量の半分の低容量を長期間内服します。


・漢方薬
症状により漢方を使用することもあります。


・ロゼックスゲル
抗菌剤が含まれたゲルで、酒さに効果があると言われています。
酒さには保険適応ではないのが難点。


・ステロイドはNG
ステロイドを使うと一時的に改善しますが、その後必ず悪化すると言われています。
またステロイドを長期間使用すると副作用が起こるので、酒さにはステロイドを使うべきではありません。

 見極めポイントと筆者からのアドバイス

酒さで鼻の脇というのはあまり聞いたことがありません。
肌にほてり・痛みなどを感じないのであれば酒さではなく、毛細血管拡張症を疑ってみましょう。

毛細血管拡張症


出典 城本クリニック

毛細血管拡張症とは?

 どんな症状?

毛細血管が透けてみえている状態のことを言います。
酒さなどと間違われやすいですが、痛みや痒みがなく筆者のように「ただ赤いだけ」というのは大体この場合が多いです。


 原因は?

私は元から「肌がうすいね。」と言われることが多いので体質的な問題が大きいと思いますが、このような原因もあるみたいです。

・寒冷地で育ち内分泌ホルモン系機能障害を起きる
・自律神経の乱れ
・便秘、胃腸障害によりのぼせた状態が続くこと
・ステロイド外用剤や放射線照射により皮膚が萎縮したこと

 治療方法は?

一般的には、レーザー治療で治します。
レーザーがある病院で保菌適用で施術ができます。

1回で治る場合もありますが、通常数回に分けて照射をします。

ニキビ・めんちょう

赤みだけではなく、ぷつっとしたできものがあるのであれば、ニキビやめんちょうを疑ってみてもいいでしょう。

まとめ

最初にもいった通り、医師の判断が100%というわけではありません。
鼻の脇の赤みは原因がよくわかっていなかったり、完治が難しいものばかりで、医師でも判断が難しいのです。

そのため、例えば「脂漏性皮膚炎」と診断されても先ほど紹介されたセルフチェックを元に、「本当に脂漏性皮膚炎?」と疑ってみて下さい。
そして、その症状に適切な処置をとって見てください。

私は医師の判断をただ信じただけで10年以上自分は「脂漏性皮膚炎」だと信じ、ステロイドも長いこと塗り続けてしまいました。
鼻の脇が赤いのは見た目的につらいですよね。
少しでもこの記事を読んだ人の症状がよくなることを祈ってます。

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