熟睡できない人必見!自然に熟睡する方法【血流がすべて解決する】

あなたはゆっくり夜眠れていますか?
疲れているのになかなか寝付けなかったり、ゆっくり眠れず夜何回も目が覚めたり、朝起きるとなんだか疲れていたり。
その原因は血液不足にあるかもしれません。
今回は自然にゆっくり眠るための方法について解説します。

この記事の信頼性

この記事は出雲大社の表参道で90年続く漢方薬局の予約の取れない薬剤師堀江昭佳の著書
血流がすべて解決する [ 堀江昭佳 ]を元に作成しています。

堀江昭佳とは?
出雲大社の門前で大正時代から続く老舗漢方薬局こ四代目で、婦人科系の分野を専門としていて、東京、大阪、沖縄など全国、海外から相談にくるほど。

熟睡できない人必見!自然に熟睡する方法【血流がすべて解決する】

あなたのその不眠の原因は実は『血流』の問題にあります。
血流と睡眠と関係あるの?と思うかもしれませんが、人間は60兆個の細胞の連合体です。
血流が悪いということは、細胞に栄養や酸素が届かないということ。
すべての体や心の不調の原因は血流にあります。
今回は血流の大切さについての本『血流がすべて解決する』から解説します。

【血流がすべて解決する】のおさらい

血流があなたの体や心の不調を総まとめに解消してくれるので、血流の改善は大切だというお話をしました。

▼詳しくはこちらの記事をどうぞ

そして血流は作る→増やす→流すことで改善します。

前回の記事で血流を作る方法をご紹介しました。

■血流を増やす方法まとめ

1.食べ過ぎより空腹がいい
2.下腹ぽっこりを解消すべし。
3.血の材料を摂取する

血流は順番を守って改善することが大事なのでまだチェックしていない人はこちらの記事をどうぞ。

そして今回は第二ステップである増やす方法に取りかかりたいと思います。

血を増やす方法【睡眠を見直すべし】

血を増やす方法で一番大切なことは寝る時間で、夜23時までに寝るということです。

血を作る方法を実践し、胃腸を元気にし、栄養がとれるようになったら、血を増やす方法は非常にシンプルなのです。
しかしとても重要なことです。

夜23時までに寝ることが大切な理由

それは、血を作る時間(1時~3時)までに自律神経が入れ替わっている必要があるため。

わかりづらいため、説明します。
太陽が出ている昼を『陽』、夜になると『陰』になり、この陰と陽が一定のリズムで入れ替わっています。
日中の陽になると活動的な自律神経『交感神経』が優位になり、夜になると鎮静的な神経『副交感神経』が優位になります。

漢方では午前0時を挟んだ前後2時間(22時~2時)は体の陰と陽が入れ替わる時間だと言われており、この時間に眠っていることがポイントなのです。
この入れ替わりの後の、1時~3時が血を作る時間。陰と陽が入れ替わって初めて血がしっかり作られます。

この時間に寝ていないと血が作れないだけではなく、血の浄化もできないためあらゆる病気を引き起こす原因になります。

最新の研究でも血液を作る仕組みに一定のリズムがあることがわかっています。

1.血液の血清中に含まれる鉄分の量
朝が一番多く、徐々に減少し睡眠時にはもっとも少ない朝の1/2ほどに。
2.赤血球の数
午前中に最も多く、午後になると減少します。
3.血液の元になる細胞(造血幹細胞)の変化
太陽の光によって変動することが発表されました。

睡眠と血は深く関係しており原因不明の不眠症の原因が実は貧血にあったという場合も少なくありません。

恐るべき不眠スパイラルから抜け出す方法

では、どうやったら23時までに寝付け、ゆっくり眠ることができるのでしょう。
眠らないと血が作れない→血が作れないと眠れない。
困ったことにこの不眠スパイラルが起きてしまっています。
ひどければ睡眠薬に頼るという手もありますが、これはできるだけ避けたいですよね。
特に年齢の高い人が睡眠薬を使うとアルツハイマー型認知症のリスクが高くなることがわかっています。(43~51%増)
また使用量、使用歴が多く長いほどそのリスクを上げます。
もし使用する場合はお医者さんの処方の元短期間で使用しましょう。

まずは血をしっかり作れるようになりましょう。
これは前の記事で説明した通りです。(割愛)

血が作れるようになると徐々に眠りの質はよくなり。血が増えていくという好循環が生まれます。

自然な方法で気持ちよく熟睡して血を増やす方法

1.遮光カーテンをやめてレースカーテンで眠る

自然の光で目を覚まし、起きた後は太陽の光を5分ほど浴びることが不眠解消する上で大切です。
その理由は体内時計をコントロールしているのが太陽だからです。
人間は眠っていても夜から朝にかけて次第に明るくなっていく変化を感じています。
明るさの変化を感じて体がゆっくりと覚醒し、爽やかな目覚めに繋がるのです。
ところが遮光カーテンを使っていては暗闇の中突然たたき起こされるのと同じで、目覚めが悪くなってしまいます。

朝日は単に目覚めだけに影響するわけではありません。
夜の眠りにも大きく影響します。
人間のリズムは体内時計によってコントロールされています。
そして体内時計をコントロールしているのが太陽なのです。
仕事で寝るのが遅くなったりすると体内時計が狂ってきます。
一番わかりやすいのが時差ボケで体の中にある時計と実際の時計が合わなくなってしまうのです。
このずれを正常化するのが朝日で、浴びることで体内時計のリズムを正常化します。
左脳と右脳の間に松果体というものがあります。
この松果体は体内時計を調節するホルモン『メラトニン』を分泌します。

メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれ、太陽の光を浴びると減少して、脳が目覚めそして15~16時間後にまた分泌が始まります。
この眠りのホルモンが出ると自然と眠くなります。

逆算すると夜23時に寝たいのなら、朝7時には太陽の光を浴びる必要があるのです。

メラトニンの分泌量は歳をとるにつれ減少する

このメラトニンには活性酸素を退治する働きもあるため、若返りや抗がん作用もあるとされています。
しかし、若いときには大量に分泌されていますが、歳を摂るにつれ減少していきます。
歳をとるとだんだんと睡眠時間も短くなっていきますが、睡眠の質にもメラトニンが関係しています。

メラトニンの分泌を増やすには?

メラトニンの材料であるたんぱく質と鉄分を摂取しましょう。

メラトニンは幸せホルモンであるセロトニンから作られているのですが、鉄分が不足するとセロトニンが作られず、メラトニンが作られなくなるのです。
貧血でうつや不眠が起きてしまうのは同じ鉄不足が原因です。
メラトニンとセロトニンはシーソーのような関係があって、片方の量が増えるともう一方が減ります。
夜にメラトニンが作られるとその原料であるセロトニンの量は減少します。
夜に気持ちが落ち着くのはこのためです。
しかし、鉄不足によってそもそものセロトニンの量が少ない状態でメラトニンが作られると、セロトニンはうつ的な範囲まで減少し、気分が落ち込んでしまいます。

セロトニンやメラトニンの材料になっているのは、大豆や動物性タンパク質に含まれるトリプトファンです。
タンパク質と鉄分をしっかり摂取することがとても大切なのです。

昼間の睡眠ではメラトニンが分泌されない

また昼間の睡眠ではメラトニンが分泌されないことがわかっています。
朝日を浴びることができないため、本来の人間の持っている体内時計が働かないのです。
実際夜型の生活を送っている人は、うつや循環器、消化器の病気が多いことがわかっています。

眠れなくても自分を責めなくていい

眠れないとき『寝よう!寝よう!』と思って余計眠れなくなるものです。
そんなときはあっさり諦めてください。
睡眠はとても大事ですが、目を閉じて横になっているだけでも体はしっかり休息しています。

普段立っている状態では重力に従って、血液は足へと下がりたまります。
夕方になると足がむくむのは下に向かって集まった血液が戻れずに溜まるのです。
立ったままの状態では人間の体は全身にくまなく血液をめぐらせることはできません。
横になると心臓と全身の高さがほぼ同じになるため、全身の血圧が一定になります。
そして必要なところに必要な量の血液が行き渡るようになります。
このとき特に大きな変化があるのが腹部の内臓です。
血液を浄化するのは肝臓の働きですが、横になれば肝臓の血流は増え、それに合わせて血液中の老廃物を分解する働きも高まります。

また横になって目を閉じているだけで、副交感神経が優位になり、体は休息状態になります。
体が修復され、ホルモンが分泌され、免疫力が上がるのです。
暗い部屋で横になっているだけで、睡眠の2/3ほどの効果があると言われています。

まとめ

血は1~3時に作られその時間までに自律神経が入れ替わっている必要があるため、23時までに寝ることが大切。

睡眠ホルモン(メラトニン)を出して23時までに眠る方法

1.朝日を7時までに浴びる
2.寝る1時間前には照明を暗くする
(強い光が目に入ると睡眠ホルモンが出にくくなります。特に青色の光(ブルーライト)はホルモンの分泌を邪魔してしまいます)
3.起きる時間を固定する
(毎日、起きる時間が異なると体内時計が狂ってしまいやすくくなります。起きる時間が2時間以上すれると体内時計が戻りにくくなるので、休みの日でもあまり起きる時間をずらさない方が効果的です)
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